世界バレー女子2025の3位決定戦ではブラジルと対戦し、フルセットの末日本は惜しくも敗れてしまいました。
この試合で途中出場したセッター・中川つかさ選手は、159センチという小柄な体格ながら堂々としたセットアップで日本の流れをつくり大きくチームに貢献しています。
この大一番の試合で自分の実力を発揮できるのは相当のメンタルの強さが必要です。
中川選手は一体どんなバレーボール人生を歩んでいるのでしょうか。
今回は中川つかさ選手のバレーボール歴や出身校についてまとめました。
中川つかさの経歴は?
基本プロフィール
- 名前:中川 つかさ(なかがわ つかさ)
- 生年月日:2000年8月13日
- 身長:159センチ
- 出身地:大阪府
- 出身中学校:金蘭会中学校
- 出身高校:金蘭会高等学校
- 出身大学:東海大学
- ポジション:セッター
出身校は名門・金蘭会高等学校
中川選手が通われてた金蘭会高等学校は大阪府にあり、全国でも有名な強豪校です。
1年生の時からレギュラーとして活躍されていて、2年生の時には「U‐18世界選手権」の代表にも選ばれています。
3年生の時はキャプテンを務めていて、インターハイ・国体は惜しくも決勝で敗れ準優勝でしたが、最後の春高バレーでは勝ち切り優勝を収めました。
春高バレーは2年生の時も優勝していて、2011年の開催時期移行後では3校目となる連覇達成となりました。
高校卒業後は東海大学へ
4年生の時にはキャプテンを務め、第70回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会でも大学勢では初となる4強入りという快挙を成し遂げました。
この大会はVリーグからの参加が11チーム、大学枠3校、高校枠2校でグループ戦を行い、その後決勝トーナメントに進むという大会です。
その後は関東1部リーグ春・秋、東日本インカレ、全日本インカレの4冠を達成しています。
最後の全日本インカレでは最優秀選手賞も受賞していていますが、この大会では「勝って当然」というプレッシャーが中川選手に重くのしかかっていたそうです。
しかしその重圧を背負いながらも、強いリーダーシップを発揮し結束力を高め、チームを勝利に導きました。
勝負所でしっかり周りの期待に応えることのできる中川選手のメンタルは本当に凄まじいです。
その後NECレッドロケッツ川崎に入団
2022‐2023シーズンの時にNECレッドロケッツの内定選手として試合に出場し、それがVリーグのデビューとなりました。
2023年卒業後は正式に入団し、入団2年目から副キャプテンに選ばれここでもリーダーシップ力を発揮しています。
本日8/13は #中川つかさ 選手のお誕生日です🚀
— NECレッドロケッツ川崎 (@nec_rr_official) August 12, 2025
ツカサ、おめでとう㊗️
バレー愛にあふれ、頭脳明晰でチームを牽引する司令塔。
入団3年目にして、2年連続で副キャプテンに選ばれる実力とキャプテンシーの持ち主です。
今年は日本代表としても活躍し、世界を相手に戦っています💥… pic.twitter.com/Qww4PtS3c4
今までの経験を生かしたゲームメイク力も中川選手の魅力のひとつです。
そして丁寧なトス回し・献身的なプレーでスパイカーからの信頼も厚く、チームメイト・古谷ちなみ選手は中川選手について「バレーになるとIQ120くらいに急上昇する。誰よりも勝つことこだわっていて、気持ちのこもったプレーが魅力的」と語っています。
世界バレー2025・最終戦での活躍
世界バレー2025での日本の最終戦は、3位決定戦・対ブラジルとの一戦でした。
この試合2セット目から途中出場した中川選手は試合の流れを大きく変えていきます。
中川選手は焦ることなく落ち着いたプレーで、でも着実に日本のゲームを作っていき、同じNECレッドロケッツ川崎に所属する佐藤淑乃選手との息の合ったコンビなどでブラジルに詰め寄ります。
3セット目からは中川選手はスターティングメンバーに入り、チーム一丸となって最終セットまで粘り強く戦った日本ですが結果は2-3と負けてしまいました。
しかしこの試合を応援していたファンからはたくさんの賞賛の声があがっていて、中川選手の活躍を称える声も多くありました。
- 世界バレーでの活躍最高でした!
- 控えだった中川つかさ選手のプレーも献身的で素晴らしかった。
- セッターの中川つかさが入ってからがすごかった!
- バレーを心から楽しんでいる姿も素敵でした!
- おつかれさまでした!感動をありがとう!
中川選手は大会後のインタビューで「自分の役割はゲームチェンジャーになること。私にでることをすべて出し切ろうと思ってコートに立った」と試合を振り返り、「悔しい、やっぱり勝ちたかった。個人のレベルをあげてまたこの場所に戻ってこれるように頑張りたい」と意気込みを語りました。
今回の大会、惜しくも4位という結果でメダルにはあと一歩およびませんでしたが最後まであきらめず強気でプレーするその姿は多くの方の心に刺さりました!
今後も中川つかさ選手、そして日本女子バレーチームの活躍がとても楽しみです。
まとめ
今回は世界バレーでも大活躍だった中川つかさ選手について調べてみました。
中川選手は学生の頃からたくさんの大きな舞台で試合をされ、その大一番で自分の力を発揮し結果を出してきました。
またチームを牽引するリーダーシップ力も磨かれ、今現在所属するNECや全日本で活かされています。
小柄な体格に言訳せず、自分の在り方を分析しバレーボールと向き合う中川選手。
これからも注目し応援していきたいと思います!
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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